線状降水帯

今年の日本列島は、西日本や東海地方で例年よりもかなり早い梅雨入りになり、熊本でもあまり雨が降らないうちに梅雨が終わった気がします。
雨の多いこの季節、「線状降水帯」という言葉を耳にするようになりましたが
この線状降水帯はどのように生まれるのでしょうか。

まず、海上などから流れてくる「暖かく湿った空気」が「山」にぶつかることから始まり、暖かい空気と冷たい空気の境目に生まれる「前線」にぶつかるケースもあるようです。
いずれにせよ、山や前線にぶつかった暖かい空気は上方に移動しようとするので、「上昇気流」が発生。その後、積乱雲(いわゆる雨雲)が発生し、雨を降らせるという仕組みのようです。

暖かく湿った空気の流入が続き、積乱雲が連続的に発生。積乱雲は上空の風に流されて細長く線状に連なっていき、停滞するとの事です。

2020年7月に熊本県の球磨川流域に記録的な大雨をもたらした線状降水帯は、長さ約280kmで13時間停滞しました。

自然が牙をむいたときに、私たちは何をするべきでしょうか。
まず、自分のいる場所は安全か? ハザードマップで確認し、最寄りの避難場所を確認したり、大雨で土砂崩れの危険性もあるのでいつもと違った箇所がないか目を配るなど
日頃から一人一人が自分の生命を守る行動が大事に思えます。
皆さんもお気をつけ下さい。

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